
「最近、蜂がよく飛んでるんだけど」
母からそう言われたのは、初夏のころのことでした。
「えっ、蜂?」
玄関まわりをよく見ると、確かに何匹かうろうろしている。 体の模様からして、たぶんアシナガバチ。
虫が大の苦手な私は、その瞬間から全身に鳥肌が立ちました。
「巣があるんだろうな……どこだ……」
距離をとりながらおそるおそる観察すること数分。 まさか、あんな場所に巣があるとは思っていませんでした。
巣があったのは「まさか」の場所だった

トイレの窓格子に、作りかけの巣
てっきり玄関まわりの松の木に巣があると思っていたのですが——松には見当たらない。
「おかしいな」と思いながらぐるっと見回すと……トイレの窓格子に、直径4cmほどの小さな巣が作りかけの状態でありました。
ゾッとしました、本当に。
あとで調べてわかったのですが、蜂は「狭くて守られた場所」を好んで巣を作るそうです。 トイレや浴室の「あまり開けない窓」の格子やレールのすき間は、蜂の巣ができやすい場所のひとつとして、業者さんも指摘しているとのこと。
確かに、そこは普段ほとんど気にしない場所でした。
さらに雨戸の内側にも発見
他にも巣がないかとチェックしていたら、今度は雨戸の内側にも小さな巣を発見。
これを見つけた時は、驚きを通り越してしばらく固まりました。
雨戸の戸袋の内側は、暗くて雨風も避けられるため、蜂が好む営巣場所になりやすいそうです。 完全にノーマークでした。
蜂の巣ができやすい場所チェックリスト(春〜初夏に確認を!)
□ 軒下・天井裏
□ 窓の格子・レールのすき間
□ 雨戸・戸袋の内側
□ 植木・生け垣の中
□ 換気口・通気口まわり
□ 屋根の隙間・瓦の下
毎年春になったら、このあたりを一通り確認する習慣をつけることを強くおすすめします。
なぜ自分で駆除することにしたのか
父はすでに他界しており、母は高齢。 こういう「ちょっと危なくて面倒なこと」は、自然と私の役割になってきています。
最初は業者に頼もうかとも思いました。
でも今回は、以下の条件が重なっていたので、自分でやってみることにしました。
- 巣が直径4〜5cmほどの「作り始め」の小さいもの
- 脚立が不要な高さで、足場が安定している
- 比較的攻撃性が低いとされるアシナガバチ(と思われる)
一般的に、直径5cm未満の小さい巣で足場が安定している場所であれば、自力駆除の目安になるとも言われています。
ただし、これはあくまで「目安のひとつ」です。 状況によって判断は大きく変わります(後述の注意事項も必ず読んでください)。
実際の駆除レポ:服装・道具・手順
まず準備したもの

スプレー剤:アース製薬「ハチアブマグナムジェット」
選んだ理由は、射程距離が長いこと。 とにかく近づきたくないので、遠くから噴射できるものを選びました。
服装はフル防備で
帽子、メガネ(ゴーグルがあればベター)、首にタオル、厚手の長袖長ズボン、ゴム手袋、長靴。 肌の露出をできるだけなくすのが基本です。
もうひとつ大事なのが色。 蜂は黒いものに反応しやすいため、黒っぽい服は避けること。
時間帯は夜に決行
蜂は夜になると活動が落ち着き、巣に戻っていることが多いです。 駆除は夜間や早朝が安全とされているので、私も夜に実施しました。
懐中電灯は巣に直接当てると刺激になる可能性があるため、足元側に置いて対応。
トイレ窓格子の巣
巣から距離をとって、遠くからスプレーを噴射。 しばらく様子を見て蜂がおとなしくなってから、100均の棒やすりでつついて袋に落とし、さらにスプレーをかけました。
数匹いましたが、なんとか駆除完了。 ……本当に気持ち悪かった。鳥肌が止まりませんでした。
雨戸の内側の巣
こちらは少し工夫が必要でした。
雨戸をガラガラと大きく開けると巣を刺激しそうで怖かったので、「少しだけ開けて位置を確認→そっと閉めて、隙間からスプレーを充満させる」という方法をとりました。 窓ガラス越しに様子を確認しながら、なんとか対処できました。
⚠️ 自分で駆除する前に必ず確認してほしいこと
今回は無事に駆除できましたが、これはあくまで私の体験談であり、たまたまうまくいったケースです。
以下のような状況では、無理に自分でやらず、専門業者に相談することを強くおすすめします。
- 巣が大きい(テニスボール以上)、または蜂の数が多い
- スズメバチの可能性がある(アシナガバチより攻撃性が高く、命に関わる危険も)
- 高所・屋根裏・壁の内部など足場が不安定な場所にある
- 蜂アレルギーがある(アナフィラキシーショックのリスク)
- 近くに子どもや高齢者がいる
「これは何バチだろう?」と判断が難しい場合も、無理せず業者に確認してもらうのが安心です。
また、自治体によっては蜂の巣駆除の補助制度がある場合もあります。 費用が気になる方は、まず市区町村の窓口に問い合わせてみてください。
後片付けと、再発防止のためにやったこと
完全に動かなくなったのを確認してから、トングで巣を落として袋に密閉して処分。 その後、巣ができそうな場所に予防スプレーをまいておきました。
再発防止として有効とされていることをまとめます。
- 窓格子や雨戸レールのすき間・くぼみをできるだけ減らす
- 雨戸を長期間閉めっぱなしにしない
- 春〜初夏にかけて定期的にチェックする
特に**「春先に小さいうちに発見すること」**が一番大切だと、今回身をもって実感しました。
まとめ:怖かったけど、「私でも家を守れた」
終わったあと、5歳くらい老けた気がしました(笑)。
本当に怖かったです。 でも、小さい巣のうちに気づいて対処できたこと、高齢の母が刺されることなく済んだこと——それだけで、やった甲斐がありました。
「実家のこと、自分でなんとかしなきゃ」とひとりで抱えている方は、きっと少なくないはず。
父がいない、頼れる人がいない。 そういう中で、実家を少しでも守れたという小さな自信が、今の私の支えになっています。
今回の蜂の巣騒動は、実はこれだけでは終わりませんでした。 「蜂が来やすい環境ごと変えよう」と思い立ち、玄関まわりの松の木(2〜2.5mを8本!)を自分で伐採することに。 そちらの話は、次の記事でご紹介します。
→次の記事 蜂の巣対策&DIY伐採体験談 自分で松の木を伐採した話
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