数年前、父が突然亡くなりました。
享年60歳でした。
ある日、父が自宅で倒れ、救急車で病院に運ばれました。
そこから約2時間後、搬送先の病院で亡くなりました。
今思い返しても、あの日は本当に怒涛のような時間でした。
気が付いたら葬儀屋さんが決まっていた
父が亡くなった直後、私は書類の手続きの関係で少し席を外していました。
その間に、葬儀をお願いする業者が決まっていました。母と妹でもう決めていました。
どうやら病院には、よく出入りしている葬儀業者さんがあるようで、そういう流れだったみたいです。
父が倒れて病院に運ばれた時点で、父の弟や妹には連絡して病院まできてくれていました。
そのため、いったんみんなで実家に集まることになりました。
ちなみに父は心臓にペースメーカーを入れていたので、それを病院で取り外してから自宅に戻ることになりました。
自宅に父が戻ってきた
葬儀屋さんが父を自宅まで連れて帰ってきてくれました。
布団を敷き、そこに父を寝かせ、白い着物を着せてくれました。
このあたりはすべて葬儀屋さんが手際よく進めてくれました。
父の身の回りの準備が終わったあと、すぐに葬儀の打ち合わせが始まりました。
この時、私たち家族だけでなく、父の弟妹も一緒に参加しての打ち合わせでした。
深夜に怒涛の葬儀打ち合わせ
打ち合わせでは本当にたくさんのことを決めました。
・遺影にする写真
・棺桶の種類
・祭壇
・香典返し
・香典返しに付ける文章
などなど…
想像以上に細かいことまで、その場でどんどん決めていきます。
ちなみにこの日の流れはこんな感じでした。
- 父が倒れたのが21時30分頃
- 亡くなったのが23時45分
- そこから自宅へ戻り、葬儀の打ち合わせ
なので、打ち合わせが終わった頃にはすでに深夜でした。
遠方から来ていた父の弟や妹は、それぞれの家に戻りました。
当時私は一人暮らしだったので、いったん自分のアパートへ戻りました。
ほとんど眠れない夜
アパートに戻ってすぐ、
「しばらく実家に泊まることになる」と思い、下着や服など必要なものを急いで準備しました。
正直、ずっと動揺していたのもあり、ほとんど眠れませんでした。
一時間くらいうとうとしただけで、朝になり、そのまま実家へ向かいました。
お通夜までの準備
葬儀を教会でお願いした関係で、教会のスケジュールとの兼ね合いもあり、お通夜は亡くなった二日後になりました。
この間に、父の関係者へ連絡をしていきました。
結果的に少し時間があったおかげで、
他県に住んでいる古い知人の方などもたくさん駆けつけてくださいました。
私自身も会社へ連絡したりと、かなりバタバタしていました。
カトリック葬儀ならではの戸惑い
これは後から聞いた話なのですが、
我が家はカトリックなので、周りの方がいろいろ気を使ってくださっていたそうです。
- 香典袋はどうしたらいいのか
- 挨拶はどうすればいいのか
などを考えてくださっていたようです。
とはいえ、実は私と妹は洗礼を受けていないくらいのゆるい感じのカトリックです。
当然、カトリック式の葬儀の作法など全く知りませんでした。
なので、周囲の方への案内も、そこまで細かくできていなかったと思います。
ただ、正直なところ…
葬儀をする側はそれどころじゃないです。
しかもカトリック式ということで、親族側もみんな右往左往している状態でした。
なので、そこまで気にする余裕はありませんでした。
火葬場での最後のお別れ
お通夜と葬儀が終わり、火葬場へ向かいました。
火葬場にもよるのかもしれませんが、
棺桶を炉に入れるときのボタンを、私たち家族で押しました。
これは…かなりきつかったです。
火葬が終わり、炉から出てきたときの
パチパチという音
そして熱気
あれは今でも覚えています。
「ああ、本当に燃えてしまったんだな」
と思いました。
その後、お骨を骨壺に入れ、父と一緒に家へ帰りました。
現実なのに現実じゃない感覚
父が急死してからの数日間は、本当に目まぐるしく過ぎていきました。
現実の出来事なのに、どこか現実感がありませんでした。
例えるなら
自分がドキュメンタリー番組を俯瞰で見ているような感じ。
ゲームでいうと、三人称視点で自分を見ているような感じ。
そんな感覚でした。
葬儀が終わってもやることは山ほどある
お骨を家に運んだあとも、祭壇を準備したりとバタバタでした。
そして次に待っているのが、各種手続きです。
これが本当に大変でした。
まず、
「何をしないといけないのかがわからない」
そこで私は本屋に行き、
「大切な家族が亡くなった後の手続き・届け出がすべてわかる本」
という本を買いました。
そして、その本を見ながら一つ一つ手続きを進めていきました。
手続きの多さにびっくり
それにしても思ったのは、
手続き、多すぎない?
ということです。
こんなの、身内が亡くなったばかりの遺族に
「すぐやれ」っていうのは正直きついだろ…と思いました。
手続きが苦手な人にとっては、かなり大変だと思います。
幸い、私は事務関係の仕事をしているので、
- 事前に必要書類を確認
- どこに行けばいいか整理
してから動いていました。
そのため、基本的には各所一回ずつ行くだけで手続きを終えることができました。
でも母の知人は、手続きのたびに何度も役所へ行くことになってしまい、かなり大変だったそうです。
長女として頑張りすぎた結果
私は長女なので、
「私がしっかりしなきゃ」
「私がやらなきゃ」
という気持ちがかなり強くありました。
その結果、すべて終わったあと、
燃え尽き症候群みたいな状態になりました。
父が亡くなった時の出来事を通して、
良くも悪くも、いろいろな人の人間性を見る場面もありました。
これについては、また別の記事で書きたいと思います。
今思う「こうしておけばよかった」
今振り返って、ひとつ思うことがあります。
親戚が実家に集まったのですが、
お茶を出す余裕が正直ありませんでした。
なので、
500mlのお茶のペットボトルをケースで置いておいて、
来た人が各自で取って飲めるようにしておけばよかったな
と思いました。
そうすればお互い気を使わなくて済んだかな、と。
もちろん、これは親戚との距離感や関係性にもよると思いますが、
私の中では今でも「こうしておけばよかったな」と思うことです。
まとめ:突然の死はとにかく消耗する
家族が亡くなると、
- 短時間で大量の決め事
- 葬儀の準備
- 親戚対応
- その後の手続き
など、本当にやることが一気に押し寄せます。
体力的にも精神的にもかなり消耗します。
だからこそ、可能であれば
「自分の時はどうするか」
ということを、元気なうちに少しでも家族で話しておくのは大事だと思いました。
そしてもう一つ思ったのは、
葬儀屋さんとの出会いは本当に運だな
ということです。
幸い、私たちは良い葬儀屋さんに当たり、
無駄に高い費用をかけずに済みました。
もしこれから手続きをすることになった場合は、
- 手続きの本を一冊買う
- 行く前に必要書類を電話で確認する
この2つをやるだけでも、かなりスムーズに進むと思います。


突然亡くなると遺族は本当にパニックになる
家族が亡くなるという出来事は、
想像以上に突然やってきます。
今回、父が急死して一番思ったのは
「人ってこんなに急にいなくなるんだ」
ということでした。
そして同時に感じたのは
遺族は悲しむ暇がない
ということです。
葬儀の準備
親戚への連絡
細かい打ち合わせ
その後の手続き
次から次へとやることが押し寄せます。
正直、感情が追いつく暇がありませんでした。
これから同じ経験をする人に伝えたいこと
もしこの記事を読んでいる方の中に
「親が高齢になってきた」
「もしもの時どうなるのか不安」
と思っている人がいたら
私が一つだけ思うことがあります。
それは
元気なうちに少しでも話をしておくこと
です。
- 葬儀はどうしたいか
- お墓はどうするか
- 連絡してほしい人は誰か
これを少しでも共有しておくだけで、
残された家族の負担はかなり減ります。
突然の死は避けられないかもしれませんが、
準備をしておくことはできると思います。
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